こんにちは!葉奈です。
皆さんのなかには、「最近、観葉植物が気になっている」「観葉植物を育ててみたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
実際に、第一園芸株式会社が実施したアンケート調査によると、国内在住の10~60代の男女のうち4人に1人がコロナ禍で植物に関心を持つようになったと回答しています。(参考:「観葉植物に関するアンケート調査結果/第一園芸株式会社」)
観葉植物があると家が明るく感じられたり、リラックス効果を感じたりしますよね。
そこで今回は観葉植物のなかから、近年広く流通し人気を集めている「アデニウム」の育て方を紹介します。
育てるうえでの注意点や、トラブル&解決策など、実際にアデニウムを育てている筆者の体験をふまえて解説しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
アデニウムとは?
アデニウムは、ずんぐりむっくりとした太く丸みのある根元が特徴です。肉厚なフォルムがかわいらしいですよね。
それでははじめに、アデニウムが好む環境やアデニウムが持つ特徴などについて解説します。
原産地
アデニウムの原産地はタンザニア・ケニア・ソマリアなどです。さらにアラビア半島や、マダガスカル島にも自生しています。
アデニウムは熱帯気候のなかで育っているため、気温が高く乾燥した環境を好みます。
特徴
アデニウムは根元が太く、上部の茎にかけて細くなる形状をしています。乾燥した環境に耐えられるよう、根元の「塊根」と呼ばれる部分に水や養分を蓄えているためです。
さらにアデニウムは、根元付近にトゲを持つ種類が多いことも特徴です。
トゲには自然界から身を守ったり水分を保持したりする役割があります。一見トゲがないように見えるアデニウムでも、茎を触ると少しチクチクとする種類のものもあります。
豪華な花も魅力です。アデニウムは4~5年ほど成長したのち、気温や日当たりなどの条件がそろうとピンクや赤などの美しい花を咲かせます。
生育期には、次々と葉が生い茂り花を咲かせるので、非常に見ごたえがありますよ。
アデニウムの育て方は?
つぎに、アデニウムの中で最も代表的な「アデニウム・オベスム」を例に、育て方を紹介します。
選び方
購入時は葉の色が濃く、株元が安定した元気な株を選びましょう。
さらに害虫がついていないか、葉の裏側までしっかりとチェックします。
アデニウムの形は個体差があるので、ぜひ好みの樹形のものを選んでみてください。
春~秋(生育期)
アデニウムの生育期は春から秋にかけてです。生育期には、日当たりと風通しのよい場所で管理します。
point! 購入直後は、強い直射日光に当てると葉焼けすることがあります。はじめは日の当たらない明るい場所に置き、少しずつ日光に当てていくようにしましょう。
水は、土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料は緩効性化成肥料を少量与えます。液体肥料の場合は、2週間~1か月に1回のペースで与えるとよいでしょう。肥料はたくさん与える必要はありません。
冬(休眠期)
アデニウムは寒さに弱いため、冬は最低気温が10℃になる前に室内に取り入れます。
室内でもできるだけ10℃以上の室温を保ち、5℃を下回らないように注意しましょう。
point! 寒さにあたると株が弱り、枯れる原因になります。室内でも窓辺は気温が低くなりやすいので注意しましょう。
冬はアデニウムの休眠期なので、水や肥料は与えません。
自然と葉が落ちる(落葉する)ので、そのまま冬越しさせます。枯れた葉は適宜摘み取ります。
植え替え
鉢底から根が出ていたり、根元が太くなり土が見えなくなったりと窮屈な状態になってきたら植え替えをします。目安は1~2年に1回ほどのペースです。
植え替えに適した時期は、4~8月ごろです。植え替え時は数日前から断水し、土をしっかりと乾かした状態で行います。
用土には水はけのよい土を使用します。赤玉土中粒:鹿沼土中粒:腐葉土=3:3:4の割合が適しています。
アデニウムの種類は?
つづいて、アデニウムの種類について紹介します。
アデニウムの品種は100種類以上あるとされていますが、なかでも知名度が高く流通量が多いのは4種類ほどです。
アデニウムといえば「アデニウム・オベスム」

アデニウムのなかで最も代表的なのが、アデニウム・オベスムです。「砂漠のバラ」と呼ばれ、ピンクや赤などの花を咲かせます。鉢植えの場合、約50cmほどに成長します。
花がたくさん咲く「アデニウム・ソコトラナム」

アデニウム・ソコトラナムは、アデニウムのなかでも花をより多く咲かせるのが特徴です。
寒さには弱く、冬は10℃以上を保つ必要があります。
幹が太い「アデニウム・アラビカム」

アデニウム・アラビカムは、非常に太い幹が特徴です。
育てるうえでは乾燥した土と、強い直射日光が必要です。
水やりの量や日当たりの調節をしなければならず、栽培が難しいとされています。
葉が細長い「アデニウム・ソマレンセ」
アデニウム・ソマレンセは、細長い葉と小さい花が特徴です。
乾燥を必要とするアデニウム・アラビカムとは異なり、夏は多めに水を与えても問題ありません。
アデニウムはどこで購入できる?
アデニウムは、ホームセンターなどで購入できます。実際に手に取って状態を確認したり、好みの樹形を選べるので、店舗での購入がおすすめです。
そのほか、インターネット上でも販売されています。購入の際は、ショップや商品のレビューなどをよく確認するようにしましょう。
アデニウムこんな時はどうする?
さいごに、アデニウムに起こりやすいトラブルや、管理のコツなどについて解説します。
根元がブヨブヨと柔らかくなった
見た目は株元まわりがシワシワになることが特徴です。低温や水分の与えすぎなどが原因で起こります。対処法は以下のとおりです。
1.鉢から株をやさしく抜き取る 2.枯れて空洞になった枝は剪定し、根の黒く腐った部分は削る 3.切り口を薬剤で消毒して乾燥させる 4.新しい土に植え替える
筆者も一度アデニウムを寒さにあててしまったことがあります。
幸いなことに根は黒くなっていなかったため、新しい土に植え替えのみ行い、15℃~20℃ほどの室内で管理して冬を越しました。
すると春には葉が芽吹き、株元の柔らかさが解消されたという経験があります。根腐れの状態が軽度の場合は、参考にしてみてください。
秋に葉が落ちてきた
アデニウム・オベスムは秋以降に休眠期に入ります。葉が黄色くなり落葉してきたら断水し、5℃以上の室内で管理しましょう。
アデニウムの幹を太くしたい
幹を太らせるには剪定が必要です。剪定することで幹がひょろひょろと長く伸びることを防ぎ、全体のバランスを整えることができます。
剪定は5~8月ごろが適期です。剪定の1週間前から水やりを控えます。
根元のふくらみの少し上部をナイフでカットし、切り口の水分を拭き取ります。
切り口を乾かしたら、仕上げに癒合剤を塗ります。
point! 樹液は有毒なので、直接触らないように注意しましょう。
アデニウムの花を咲かせたい
アデニウムが花を咲かせるには、最低気温が20℃以上であることが必要です。
そのほか、日光によく当て肥料を与える必要があります。
肥料は春ごろにリン酸(P) の配合が多い緩効性化成肥料を少量与えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アデニウムの育て方や管理方法のポイントなどをご紹介しました。
アデニウムを育てる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。



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